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縁切榎(えんきりえのき)|都内最強の縁切りスポット!

当ページの情報は当サイト運営者が実際に縁切榎を訪れ、現地にてしっかり丁寧に取材・調査した上で執筆しております。

 

今回紹介の縁切りスポットは、東京都内で最強の縁切りスポットとして名高く、現代でもじつに多くの縁切りを求める人が訪れる「縁切榎(えんきりえのき)―東京都板橋区」についてお伝えします。

実際に縁切榎を訪れて、縁切りを行った様子を実際の写真とともにレポートとしてお伝えします。

画像名
縁切したい
ヨシミさん

縁切榎といえば、都内、そして関東でも縁切りで一番有名なところ

どういう所で、どう縁切りをすればいいのかなど事前に知ってると、現地で困らずに、心から縁切りができますね

 

 

 

縁切榎(えんきりえのき)について|歴史・由緒・謂れなど

縁切榎は通称で、榎大六天神という板橋区にある神社的な敷地です。

神社として運営されているようではなく、縁切榎奉賛会という奉賛会(ほうさんかい:神社の事業などを応援する会)が運営しており、周辺地域の方々が会と敷地を管理・運営しているようです。

 

江戸時代から縁切りの名所として有名だったそうで、現在の板橋区本町付近にあった旗本のお屋敷に生えていた榎(えのき)と槻(つき)の木が2本とても目立っていたそうで、いつしか「えのきつき」と呼ばれ、そのうち端折られて「えんつき」と呼ばれるようになり『縁の尽き』となり縁切りの名所となったとのこと。

 

江戸時代に皇女が徳川家に嫁ぐ際、縁起が悪いということからこの縁切榎をお輿入れの行列がわざわざ迂回していったという。

その逸話で一気にこの縁切榎が有名になったそうです。

 

男女関係、対人関係での縁切りだけでなく、断酒など悪しき習慣との縁切りにも江戸の時代から、現代においても多くの人が訪れてきた場所です。

 

以下で紹介するように、現代においてもその縁切りの効果を求めて、じつに多くの人が訪れており、参拝し縁切りの絵馬を掛けていくさまは、現代人の多くが縁切りを求めているのだと教えてくれる場所でもあります。

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縁切榎探訪の様子

※縁切榎 境内正面の様子

縁切榎は中山道(国道17号線)と環状七号線が交差する近くの旧中山道沿いに、板橋本町の街中にポツンとある写真のような佇まいの狭量地にあるスポットです。

榎大六天神の神社格としての境内となっています。

 

※縁切榎 境内入口の様子

街中にあるあるこの狭い場所ながらも、人が絶えず訪れてはお参りし、(後述する)縁切りを行っていきます。

その人の出入りの多さからもこの場所が縁切りの有名なスポットであることがうかがい知ることができます。

(当サイト運営者が訪れた日も、午前中の時間に絶えず人が訪れていました)

 

※縁切榎 由緒書き板の様子

江戸時代から同場所にあった榎が縁切榎と呼ばれていたこと、その当時から男女の悪縁を絶つ、断酒をするなどのために多くの人が訪れていたことなどが詳しく記されています。

 

※縁切榎 境内入ってすぐのご神木の榎の様子

境内内に入ってすぐ、鳥居の手前辺りに2本の榎のご神木があります。

由緒書きにあったように、榎の樹皮を削っていた名残でしょうか、現在では写真のような竹の巻物状のもので保護されており、削ったり何かを貼り付けたりできないようになっています。

 

※縁切榎 大量の縁切り絵馬のかけられた絵馬掛けの様子

境内に入るとまずすぐに目に入るのが、この絵馬が大量にかけられた絵馬掛けです。

この絵馬は縁切絵馬で、後述する同スポットでの縁切りの際に使われるのですが、この絵馬が絵馬掛にギッチリかけられていますね。

※同スポットの境内内には、このような絵馬が掛けられた絵馬掛けが他にも複数あり、そのどれもにギッチリと大量の絵馬が掛けられています。

この掛けられている絵馬の数だけそれだけ多くの人が縁切りを求めて、この縁切榎に訪れている様子がうかがえますね。

 

※縁切榎 境内内と絵馬自動販売機の様子

縁切榎の境内内に入りご神木の奥に進むと、写真のような絵馬の自動販売機があります(絵馬の買い方などは後述)。

更にその奥には縁切りを願いお参りするための社殿があります。

 

※縁切榎 ご神体の様子

絵馬の自動販売機の横には、かつてご神木であった榎の一部でしょうか、御神体が祀られています。

削らないようにとの注意書きもありますね。

 

※縁切榎 社殿の様子

境内の一番奥には社殿があり、こちらでお参りをして縁切りを願い、その後写真にもあるすぐそばの絵馬掛けに縁切り絵馬を掛けていきます。

 

※縁切榎 ギッチリかけられた大量の縁切絵馬の様子

こちらは社殿横の絵馬掛けになりますが、こちらにはさらに大量の絵馬が掛けられており、横並びでギッチリ掛けられ、結ぶところを見つけるのが難しいほどです。

これだけ多くの人が縁切りの求めてここを訪れ、絵馬に縁切りを書き、願い、掛けていった、そのすごさ、プレッシャーのようなものを感じずにはいれませんね。

 

※縁切榎 所狭しと掛けられた縁切絵馬と、横に記された日付の様子

絵馬掛けに掛けられた大量の縁切絵馬を見て、気づくのが写真のように絵馬の横に日付が記されています。

どうやら書き方があるようで、皆それにならって絵馬の横に日付を記入し横並びに掛けています。

 

日付を見て驚くのがこれだけ大量の絵馬のほとんどが、つい最近掛けられたものであることです。

ざっと見て絵馬掛け一つに1,2ヶ月分ほどしか掛けられて残っていない状態です。

つまりそれより古いものはすでに降ろされて(外されており)入れ替えられているということであり、おそらくお焚き上げ等されているのかと思われます。

境内内の絵馬掛けに掛けられたものだけで、2〜3ヶ月分かそれ以内のものであり、どれだけ多くの人がここに訪れているかが想像するだけで驚愕しますね。

 

※縁切榎 境内外にあるガチャガチャのおみくじの様子

境内外の小道にはおみくじの入ったガチャガチャがあります。縁切りを行った人たちがこちらでおみくじを引く様子も当日は見れました。

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縁切榎での縁切り方法・やり方

縁切榎での縁切りのやり方をお伝えします。

※尚、お伝えする方法は同境内で参拝者の多くが行っていたやり方を中心にお伝えします。

この方法じゃないと効果がないというわけではないので、その点ご理解いただきながらご参考ください。

 

※縁切榎 縁切絵馬販売の自動販売機の様子

まずは鳥居をくぐってすぐのところにある先述の縁切絵馬の自動販売機にて、絵馬を購入します(頒布してもらいます)。

 

※縁切榎 自動販売機の「絵馬 1,000円」表示の様子

この絵馬自動販売機で購入する際の注意点としては、

同自動販売機は“1,000円札しか使えない”

ということです。

 

他の紙幣、10,000円や5,000円札も使えません。

硬化も使えません。

PaypayなどQR決済系、交通決済系、クレカなども一切使えません。

1,000円札のみが使えます。

 

なので、縁切榎を訪れる方は事前に1,000円札を用意していくことをおすすめします。

 

※縁切榎 手に入る絵馬ほか一式の様子

自動販売機に1,000円札を入れて絵馬を購入すると、ビニールに包まれて写真のようなものが一式頒布されます。

・縁切絵馬

・個人情報保護用のシール

・根付のお守り

 

※縁切榎 縁切絵馬に描かれているものの様子

絵馬の表(裏?)には、ご神木の縁切榎の以前の姿でしょうか、しめ縄と紙垂を掛けられた榎の絵が記されています。

「善縁をむすび悪縁をたつ」の文字も記されていますね。

 

※縁切榎 記入台の様子

絵馬の裏面に記入を行います。

社殿の手前には絵馬に書き込みを行う用の記入机もあり、無償でペンも置かれています。

自分の慣れたペンで書きたいという人は、ペンも事前に用意していくといいでしょう。

 

※絵馬の書き方はとく決まりはなく、その人によって様々でいいでしょうが、以下のような書き方が縁切りの意図を伝えられていいようです。

【縁切榎 絵馬の書き方】

●祈願者自身の名前を書く

●縁切りの相手・人・対象を書く(どのように縁を切りたいのかも)

●縁を切ったあとのことも書く(縁切り後にこうなりたいという希望を書く)

●絵馬の側面にその日の日付を書く(上記の写真にあるように)

 

※縁切榎 境内少し外で絵馬の記入を行っている参拝者の様子

先述の記入台で絵馬の記入するのもいいですが、約一人しか記入できないので、多くの人が写真のように境内少し外の小道のところで絵馬の記入を行っていました。

(境内の往来を邪魔しないように小道の方で記入を行います)

 

※縁切榎 記入済の絵馬に個人情報保護のシールを貼ったの様子

縁切絵馬への記入を終えたら、書いた面のところに上から写真のように添付の個人情報保護のシールを貼ります。

こうすることで絵馬に書き込んだ縁切の内容も、書いた人のプライベートの情報も隠されることになり、安心して願を掛けて絵馬をかけることができます。

とても良くできた仕組みで、こういったところが行き届いてるのが、縁切榎が人気であるところなのかもしれませんね。

 

※縁切榎 絵馬に記入・シール貼り後、縁切りを願う社殿の様子

絵馬の記入を終え、個人情報保護のシールを貼ったら、その絵馬を持って奥にある社殿にてお参り、祈念をします。

手を合わせる際絵馬をはさみ、絵馬に書いた縁切りの願意を心でつぶやきながら、祀られている大六天神様にこの縁切りが成就するように願い、祈りを捧げます。

 

※縁切榎 社殿にて祈願後絵馬掛けに縁切絵馬を掛ける様子

社殿にて縁切りの祈願を行ったら、その縁切りの思いの乗った絵馬を先述の絵馬掛けに掛け、再びこの縁切りが成就するように手を合わせて祈願します。

絵馬を無事に掛け終えたら、縁切榎での縁切りは完了となります。

晴れやかな気持ちで縁切榎を後にしましょう。

 

※縁切榎 すぐそばのお蕎麦屋長寿庵の様子

余談ですが、先述の絵馬自動販売機が置かれる以前は、写真の境内直ぐ側にあるお蕎麦屋さんの長寿庵や周辺のお店などで、絵馬の頒布をしていたそうです。

(現在では、設置された自動販売機にて絵馬の頒布がほとんどされるようになりました。一部故障したときなどに臨時的に今でもお店の方で頒布をすることもあるようです。)

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縁切榎へのアクセス

〒173-0001 東京都板橋区本町18

都営三田線 板橋本町駅から徒歩約5分

車:駐車場はなし(周辺のコインパーキングを利用しましょう)

 

 

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SNSで見る縁切榎の人気と様子

 

 

 

 

 

 

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