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当ページの情報は当サイト運営者が実際に鴻神社を訪れ、現地にてしっかり丁寧に取材・調査した上で執筆しております。
埼玉県内で唯一と言っていい鴻神社(埼玉県鴻巣市)の境内にある、縁切りに強いスポットである『三狐稲荷神社』での具体的な「参拝方法」と「縁切りのやり方」について紹介します。
紹介する参拝方法と縁切りのやり方は、鴻神社の三狐稲荷神社を訪れる方が行う一般的なやり方や、受け取る授与品から想定される一連のやり方を紹介したもので、このやり方で必ずやらなければいけないとか、オフィシャルの参拝方法と縁切りのやり方である、というものではありません。
繰り返しになりますが、鴻神社を訪れ参拝する人の多くが行う、一般的なやり方を「鴻神社 三狐稲荷神社での縁切りのやり方」として紹介しています。
鴻神社の三狐稲荷神社は、埼玉県内でほぼ唯一の縁切りを主願意にしたスポットだけど、初めて行く場合は当日困らないように参拝の仕方とか、縁切りの具体的なやり方とか前もって知っておきたいよね
※鴻神社 境内入口山門の様子|画像提供:縁切りドットコム
まずは鴻神社のある場所に訪問・参拝します。
※鴻神社 住所:埼玉県鴻巣市本宮町1-9
JR高崎線 鴻巣駅東口から徒歩8分
車で参拝の場合、駐車場は境内の中と境内直ぐ側の離れの駐車場とがあり、台数は30〜40台ほどを余裕で停められるくらいの広さがあります。
鴻神社に着いたら、まずは他の神社に参拝するときと同じように鳥居をくぐって境内に入る際、一礼をして、その後手水をしてから本殿のある方に向かっていきましょう。
※鴻神社 拝殿・本殿の様子|画像提供:縁切りドットコム
境内に入ったら、まずは拝殿・本殿にお参り・祈願をしに向かいましょう。
鴻神社の拝殿・本殿は境内入口参道をまっすぐ正面に向かったところにあります。
鴻神社自体の御祭神は直接縁切りの御利益があるわけではありませんが、そこはまずは同神社全体で祀られている神様にお参りをしましょう。
(縁切りは後述する三狐稲荷神社の方に御利益があります。)
まずは本殿にて
「縁切りの祈願で参拝したこと」や「(三狐稲荷神社での)縁切りの祈願が成就すること」
などを祈願・祈念しましょう。
拝殿・本殿でのお参りが済んだら、ちょうど拝殿の右手手前にある、以下の写真の授与所窓口に向かいます。
※鴻神社 授与所窓口の様子|画像提供:縁切りドットコム
授与所窓口では、後述の三狐稲荷神社で祈願・奉納するための授与品2つ
『三孤絵馬』と『奉納お狐』
を授与してもらいます。
この三孤絵馬は縁切り専用の絵馬というわけではありませんが、「三狐稲荷神社」に祈願・奉納する用の絵馬であり、同所で縁切りの願いを書くための絵馬でもあります。
なお、この三孤絵馬には大きいものと小さなものの2種類がありますが、絵馬の方は縁切りの願いをしっかり書けるように大きな絵馬の方を授与してもらうといいでしょう。
※鴻神社 三孤絵馬(三狐稲荷神社奉納用絵馬、大きい方)の様子(実際に鴻神社を参拝し授与してもらいました)|画像提供:縁切りドットコム
また↓こちらの「奉納お狐」は、稲荷神社系でよく見られる願意を込めて奉納するお狐像であり、ここ三狐稲荷神社では他にはあまり見られないお狐像に直接(縁切りの)願意を書いて奉納する、というお狐になっています。
※鴻神社 奉納お狐の様子(実際に鴻神社を参拝し授与してもらいました)|画像提供:縁切りドットコム
【注】絵馬とお狐両方とも授与してもらうのもアリですが、どちらか一方だけ授与してもらうというのでもいいでしょう。
ただ実際に三狐稲荷神社に奉納されているものの様子を見ると、両方授与してもらい奉納している方が多いようです。
縁切りはそれだけ強い願い、年に近いものがあり、それを両方ともに書き込んで「この縁切りを成就させる」という思いの人も多いのでしょう。
授与所にて絵馬とお狐を授与してもらったら、授与所の向かいにちょうどある三狐稲荷神社、そのお社の隣りにある絵馬とお狐の記入所である「記狐房」に入って、絵馬とお狐に縁切りの願意を記入します。
(授与所で絵馬とお狐を授与してもらう際に、その案内をしてもらえます。)
※鴻神社 授与所向かいにある境内社-三狐稲荷神社全体の様子|画像提供:縁切りドットコム
※三孤絵馬とお狐に記入するための記入所(記狐房)の様子|画像提供:縁切りドットコム
見ての通り記狐房は小屋のようになっており、人がひとり入れる程度の大きさです。ここの中に入って記入するようになっています。
縁切りを願う人がその願意を書きやすいように、プライバシーを守って、また他の人にその願意が見られないようにしてくれています。
授与された絵馬とお狐を持ってこの記狐房の中に入っていきましょう。
※鴻神社 記狐房の記入台の様子(記入用のペンも用意されています)|画像提供:縁切りドットコム
記狐房は↑上の写真のように中に記入台があり、そこに記入用のペンなども用意されています。
また壁や台には注意書きや絵馬・お狐への書き方に関する貼り紙もされており、これらを参考に絵馬とお狐への記入を進めていきましょう。
絵馬に書く内容としては、
縁切りの願いの場合、より詳しく具体的に書くほど願意が伝わりやすい
と言われており、以下のようなことを書くといいでしょう。
【鴻神社 叶絵馬の書く内容】
①祈願者自身の名前を書く
②鴻神社に訪れた日付を書く
③縁切りの相手・人・対象を書く
④縁切りをしてどうなりかいかも書く
⑤いつ頃までにそうなりたいのかも書く
ただし、あまり絵馬に詳細に書きすぎると絵馬に書ききれなくなってしまいますし、お参り当日はなかなか絵馬に事細かく記入はしきれないものです。
またあまり詳細に書くと、超プライベートなことを書き連ねることとなり、ひと目に触れてしまう可能性もゼロではないため、それを避けるために実際には以下のように簡略バージョンで書くのがいいかもしれません。
【鴻神社 叶絵馬の書く内容(簡略バージョン)】
①祈願者自身の名前を書く(名字、ニックネームでも可)
②縁切りの相手・人・対象を書く
③縁切りをしてどうなりかいかも書く(簡略に)
※三狐稲荷神社お狐にはお腹のこの部分に(縁切りの)願意を書きます|画像提供:縁切りドットコム
またお狐の方への書き込みは、↑の写真の赤枠、お狐のお腹の部分を中心に各スペースになります(他の部分でもいいかもですが、おそらくここが一番書きやすいでしょう)。
見ての通りお狐自体がそれほど大きなものではなく、さらにそのお腹部分の書くので、自然それほど詳細なことは書ききれません。
絵馬に書くそれを短めにして書き込むといいでしょう。
(例:「〇〇との縁が切れますように」「〇〇との縁切れが成就しますように」など)
記狐房で三孤絵馬とお狐に書くのを終えたら、記狐房隣にある縁切りを願う場所でもあり、絵馬とお狐を奉納する場所でもある「三狐稲荷神社」に移動します。
↓写真のような稲荷神社の特徴の主鳥居が立ち並んでいるので、ここをくぐって三狐稲荷神社のお社に向かいます。
※鴻神社 三狐稲荷神社手前に立ち並ぶ主鳥居とその奥のお社の様子|画像提供:縁切りドットコム
こちらが同所の縁切りの御利益・願意を聞いてくれる「三狐稲荷神社」です。
三狐稲荷神社お社につきましたら、お賽銭をしつつ
縁切りの願いを綴った三孤絵馬とお狐を両手にに持ちつつ合掌して、縁切りの祈願・祈念を行います。
祈願・祈念する内容は、三孤絵馬に書き綴ったことをそのまま願ってもいいですし、絵馬に書ききれなかったこと、詳細を書くには憚られたようなことも、しっかりと祈願するといいでしょう。
祈願には文字制限もないですし、心の中の願いなので三狐稲荷神社以外には誰にも伝わりません。
心の内の縁切りの思いをはっきりと祈念して、心残りなどないようにして願いましょう。
三狐稲荷神社をお参りして、縁切りの祈願・祈念をしたら、次は祈願をしたお社の左右にある奉納用の棚に(縁切りの願いを書いた)お狐を奉納します。
※鴻神社 三狐稲荷神社のお狐奉納用棚(右)の様子|画像提供:縁切りドットコム
※鴻神社 三狐稲荷神社のお狐奉納用棚(左)の様子|画像提供:縁切りドットコム
とくに左右どちらに奉納するかは決まりやルールはありません。
祈願した後に自らの心にピンっときた方に奉納するといいでしょう。
また奉納する際は、上の両写真のように奉納する棚の奥に皆おさめている様子もうかがえます。
縁切りという、やはり重い・暗い願意でもあるため、その心理も働いて皆棚の奥の方に奉納をするのでしょう。
皆にならって奥の方からお狐を奉納するようにしましょう。
※鴻神社 三狐稲荷神社の絵馬掛け(三孤絵馬用)の様子|画像提供:縁切りドットコム
三狐稲荷神社お社での祈願とお狐の奉納を終えたら、お社の後ろ、朱鳥居を出たところにある写真の絵馬掛けに、記入済の三孤絵馬を掛けて奉納します。
(こちらの絵馬掛けは三孤絵馬用の絵馬掛けになります)
絵馬を掛ける際は、絵馬を両手に挟みつつ、こちらでも再度祈願をしてから掛けて奉納しましょう。
祈願をする内容は、お社で願ったのと同じように縁切りの願いと、それが成就するように祈願しましょう。
絵馬を掛けて奉納したら、鴻神社・三狐稲荷神社での一連の縁切りの流れは終了になります。
鴻神社 縁切りのやり方 おさらい
① 鴻神社に訪問・参拝する
② まずは鴻神社 拝殿・本殿にてお参り・祈願をする
③ 授与所にて「三孤絵馬」「奉納お狐」を授与してもらう
④ 記狐房(記入所)にて三孤絵馬とお狐に縁切りの願意を記入する
⑤ 三狐稲荷神社にてお参り・祈願をする
⑥ お狐を三狐稲荷神社お社横に奉納・祈願する
⑦ 絵馬掛けに三孤絵馬を掛けて奉納し、再び祈願する(終了)
三狐稲荷神社で祈願した縁切りが、その後無事に成就したなら、改めて高神社と三狐稲荷神社に伺い、
お礼参りをするといいでしょう。
縁切りは強い・黒い念のある願いであるため、その縁切りが成就した、叶った際には、お礼参りをして、禊を行い、すっきりと一連のことが終えるようにするといいですし、何より縁切りを願った本人の気持ちもそうすることでやっと晴れることとなるでしょう。
縁切りの願いを叶えてくれた三孤稲荷の神様にも感謝の気持を伝えましょう。
お礼参りのやり方としては、お狐や絵馬無しで三狐稲荷神社にお参りするだけでもいいですが、おすすめなのは
三孤絵馬(小)を授与してもらい、そこに縁切り成就のお知らせとお礼を書いて、三狐稲荷神社のお社に祈願・奉告し、絵馬掛けに絵馬を掛けて奉納する
というやり方です。
三孤絵馬には大きなものと、小さなものがあるので、縁切りの祈願の際は大きな絵馬を、お礼参りの際は小さな絵馬を奉納するようにするといいでしょう。
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