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2024年7月6日 更新

縁切寺満徳寺(※資料館)|江戸幕府公認の縁切り駆け込み寺

当ページの情報は当サイト運営者が実際に満徳寺(とその資料館)を訪れ、現地にてしっかり丁寧に取材・調査した上で執筆しております。

 

江戸時代にたった2ヶ所だけ江戸幕府公認の縁切り駆込み寺として認められた歴史を持つ、満徳寺(まんとくじ)―群馬県太田市についてお伝えします。

※満徳寺は現在お寺としては廃寺しており、お寺のあった場所に市画運営の資料館が存在、その資料館が満徳寺の歴史を伝えつつ、縁切りを行うことができます。

 

実際に満徳寺(とその資料館)を訪れて、縁切りを行った様子を実際の写真とともにレポートとしてお伝えします。

画像名
縁切したい
ヨシミさん

江戸幕府が公認してた縁切寺なんて由緒正しき(?)縁切りの場所だったんだね

今は資料館になっちゃってるけど、どんな縁切りができるのかな?

 

 

 

満徳寺(まんとくじ)について|歴史・由緒・謂れなど

満徳寺は冒頭でお伝えしたように、江戸時代に幕府公認の(夫婦)縁切りの駆け込み寺として、現在の神奈川県鎌倉市の東慶寺とともに、2つだけ認められたお寺です。

尼寺であり、江戸時代はいまよりずっと夫婦の離縁が難しい時代に、江戸幕府公認として、様々な仕組みや制度のもと、駆込み寺(アジール:避難所)として多くの女性を救い、正式な離縁へとつなげた由緒あるお寺でした。

 

ただし、江戸幕府の全面的な庇護のもとで運営されていただけに、明治維新でその庇護は全くなくなり、廃寺の道をたどり同時に駆込み寺・アジールとしての役割も終えました。

 

現在は太田市運営の資料館が遺跡公園内に建てられており、その歴史や由緒、満徳寺と当時の夫婦の縁切りがどのようであったかを伝えています。

そして以下で紹介する、厠で流すスタイルの縁切り(と縁結び)を同資料館で行うことができるようになっています。

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満徳寺(※資料館)の様子

※満徳寺 縁切寺満徳寺遺跡公園案内図の様子

満徳寺は現在お伝えしたように、お寺としては運営しておらず、遺跡公園内に当時のお寺の間取りと、本堂などを配し、その公園内に資料館もあり、同寺の歴史を今に伝えています。

 

※満徳寺 資料館外観の様子

まずは満徳寺の資料館を訪問。こちらで同寺の歴史といかに江戸時代当時の縁切り(夫婦の離縁)が行われていたのか?どういう制度や仕組みがあったのかを数多くの資料とともに展示しています。

 

※満徳寺 江戸時代当時の境内再現ミニチュアの様子

資料館に入ってすぐのところにある、江戸時代に縁切り駆込み寺として当時の境内の様子がミニチュアで再現されています。

本堂をはじめとして、様々なお堂があり、駆込み寺に駆け込んでくる人はもちろん、お寺を運営していた人が多く住んでいた様子が伝わります。

 

※満徳寺 資料館内の案内ビデオ上映の様子

資料館内では江戸時代当時の満徳寺と当時の縁切りの様子をビデオ上映して紹介しています。

江戸時代当時、いかに夫婦の縁切り(離縁)がいかに大変であったか、そして満徳寺がいかに縁切りの駆込み寺として知られていたか、認知されていたかを知ることができます。

※ちなみにナレーションは市原悦子さまが行っています。

 

※満徳寺 縁切・縁結厠の様子

ビデオ上映しているところの向かい側にあるのが、現在満徳寺(資料館)でできる縁切り(と縁結び)を行える縁切・縁結厠があります。

 

※同縁切・縁結厠での縁切り(と縁結び)のやり方については、こちらのページで詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。

 

※満徳寺 縁切厠(白・右)、縁結厠(左・黒)の様子

厠の中に入ると現在の(和式の)水洗トイレが左右に白・黒に2つ並んでおり、こちらで縁切り・縁結びをそれぞれ行えます。

※同寺ではこの行為を「御流し(おながし)」と呼んでいます。

 

※満徳寺 江戸時代当時の縁切り(離縁)までの流れ資料の様子

江戸時代当時、満徳寺に駆け込んだからといって、すぐに離縁ができたわけではなく、立ち会いの人間が入って復縁を即したり、離縁を踏みとどまらせたりして、それでも離縁するなら然るべき手続きや流れを経て、ようやく離縁が成立した、その流れをいろいろな資料で伝えてくれています。

 

※満徳寺 徳川家ゆかりの品展示の様子

満徳寺は江戸幕府の公認の縁切寺であり、またそのある場所が「徳川町」であることからも、徳川家との縁も大変深いため、多くの徳川家に由来する歴史的な資料が数多く残されており、同資料館にはそれらが多く展示されています。

 

※満徳寺 寺役場再現セットと人形の様子

江戸時代当時の満徳寺には奉行所を模した寺役場があり、そこで縁切り(離縁)を差配する奉行職の人がおり、諸々の縁切り案件が成り立つかどうかを決めるなどしていたようです。

その様子を再現のセットと人形が置かれ、当時のシーンを再現しています。

 

※満徳寺 夫から逃れて駆け込む女性を描いた絵図の様子

江戸時代当時、縁切り(離縁)をしたい妻と、そうはさせまいとする夫の様子が絵図で描かれており、妻(女性)が草履など身につけているものを門内に投げ込んでいる様子が描かれています。

こうすることで、女性はお寺(満徳寺)に保護され、男性(夫)は手を出せなくなった、という当時の駆込み寺の様子を絵図で伝えてくれています。

 

※当時は(離縁を求める)女性が草履や身につけているものを門内に投げ込むことによって、駆け込みが成立し、そうなると追いかけてきた男性もどうすることもできなくなったとされています。

 

※満徳寺 同じく草履を投げ入れている女性と離縁させんとする男性のビデオ上映の様子

上記絵図と同じように、館内のビデオ上映においても、離縁を求める女性がそうはさせじとする男性が取り押さえようとするのをさえぎるように、門内に草履を投げ込んで同満徳寺に駆け込んでる様子を伝えています。

 

※満徳寺 公園内遺跡と本堂の様子

資料館の外は江戸時代当時の境内の間取りを遺跡として配されており、本堂のほか様々なお堂があり、当時どのような寺内の人々が生活していたかを紹介しています。

 

※満徳寺 再築された本堂の様子

お伝えしたように、現在満徳寺はお寺としては運営されていませんが、本堂は写真のように再築されてお寺の本堂の体(てい)をなして建てられています。

本堂の中も入ることができ、当時の本堂の造りや周辺の縁切りに関わる場所などの紹介もしています。

 

※満徳寺 駆け込み門の様子

当時の満徳寺境内の境を示す駆け込み門も再築されています。

江戸時代当時上記で紹介したように、この門から先に草履などを投げ入れて駆け込んだ、その様子が今に伝える門となっています。

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満徳寺での縁切り方法・やり方

※満徳寺 縁切札・縁結札の様子

同満徳寺での縁切りは、資料館の方で行えるようになっており、まずは資料館受付にて写真のような縁切札・縁結札を授与してもらいます。

(同札の料金は志しとなっています)

 

※満徳寺 同封の縁切札と縁結札の様子

授与してもらったものには、写真のように薄い紙でできた黒い縁切札と赤い縁結札が同封されています。

それぞれに縁切りしたい内容と、その後の縁結びしたい内容を書き込みます。

同資料館内に記入用の机が複数あるので、そこで書き込むようにしましょう。

 

※満徳寺 縁切・縁結厠入口の様子

両札の記入が終わったら、先述の資料館内にある縁切・縁結厠に入っていきます。

左右に厠があり、多少作りが違いますが、以下で紹介する縁切厠・縁結厠が両方にありますので、空いている方に入っていきましょう。

 

※満徳寺 縁切・縁結厠の案内板の様子

同厠の入口横には、その厠の謂れと意味に関する説明と、同厠での縁切りのやり方について説明した案内板があります。

厠に入る前に同案内板を読んで確認しておくといいでしょう。

 

※満徳寺 縁切厠(右・白)と縁結厠(左・黒)の様子

厠に入ると、写真のような現代の和式トイレの白と黒のものが左右に並んでいます。

右側の白い方が縁切りの、左の黒い方が縁結びの厠になっており、さきほど記入した御札をそれぞれに入れて流すことによって、縁切り・縁結びの祈願と成るようになっています。

 

※満徳寺 縁切・縁結厠で実際に流している様子

当サイト運営者も実際に同縁切・縁結厠にて、両札を入れて流す『御流し』の儀式を行ってきました。

両厠は実際に水洗で流すことができ、縁切り・縁結びの両札をそれぞれで流すことによって、縁切り・縁結びの儀式を行うことができるようになっています。

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満徳寺へのアクセス

〒370-0425 群馬県太田市徳川町385-1

(車)関越自動車道 花園ICから40分

(車)東北自動車道 館林ICから50分

(車)北関東自動車道 伊勢崎ICから20分

駐車場:縁切寺満徳寺の里駐車場 15台駐車可能(専用駐車場有り)

 

 

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満徳寺に関するコラム

 

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SNSで見る縁切榎の人気と様子

 

 

 

 

 

 

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